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『グリムスペース』アン・アギアレイ [SF]


グリムスペース (ハヤカワ文庫SF)

グリムスペース (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: アン・アギアレイ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2011/05/05
  • メディア: 文庫


銀河に人類が進出した未来、宇宙を超光速で航行するためには「グリムスペース」と呼ばれる亜空間を飛ばなければならないのだが、それには特殊なJ遺伝子を持つ「ジャンパー」が不可欠であった。
ジャンパーのシランサ・ジャックスは自分の飛ばした宇宙船の事故で、唯一の生存者として、また事故を起こした張本人として、ジャンパーおよび宇宙航行を一括管理するファーワン社の医療施設に監禁されていた。そこにマーチと名乗る男らが現れ、彼女を救出する・・・。

まー宇宙を舞台にしたラブストーリーでんな。
女性作家なので、女主人公はいわゆる男性受けするタイプではゴザイマセン。
そして男の方は、結構女性好みなタイプ・・・無骨で感情表現が不器用だが情熱的なー。
んでもって悪い奴らはわかりやすく悪い奴ら。
時代と舞台は変われど、人間の本性というものは変わらないっつうね、そういう話。

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『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上1』 ブラッドレー・ボンド+フィリップ・N・モーゼズ [SF]


ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上1

ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上1

  • 作者: ブラッドレー・ボンド
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2012/09/29
  • メディア: 単行本


ネット上で話題の『ニンジャスレイヤー』が単行本になったので興味本位で入手。安かったし。まーネットだと無料で読めるんだけどね。若者と違ってちゃんと本で読みたいわけよ、年寄りは。スマホは老眼にはきつい。
予想通り楽しかったっすよ。
ほら、昔の洋画で、「どこだよこれー?」というトンデモ日本ワールドを舞台に、ニンジャに妻子を殺された主人公がニンジャスレイヤーとなってニンジャと戦いを繰り広げる、という、こういう風に書くと身も蓋もない話なのだが、なんたって世界観が楽しいね。バンバン人が死ぬ(ニンジャも死ぬ)けど、基盤がとんでもないのでそれすら楽しいというね。
当然感動しようとか思って読んじゃーいけません。にやつくために読まないと。
効果音が大量に使われているので、ジャンプ系の少年漫画っぽく感じた「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」

好き嫌いが分かれると思うので、ネットで拾い読みするか、立ち読みするかしてから購入するかどうか決めたらよろしいでしょう。
Wasshoi!!

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「さよなら僕の夏」そして「永遠の夢」へ [SF]

覚悟はしていたが、とうとうこの日が来てしまった。
レイ・ブラッドベリが亡くなった。
91歳だったので大往生と言えるのだろうが、勝手に「永遠に生きる人」というイメージが自分の中であったので(そんなわけないんだが)、彼が死んだという事実に呆然としている。

最初に読んだブラッドベリはなんだったんだろう?
「太陽の黄金の林檎」?それとも「黒いカーニバル」か「刺青の男」か、とにかく短編集から入って夢中になり、「たんぽぽのお酒」でノスタルジックな「古き良きアメリカ」に魅了された。
「火星年代記」では滅び行くものの哀愁を、「華氏451度」では自由を不当に抑圧する体制への怒りを、共に感じ、感情を動かされ、打ち震えたものだ。

レイ・ブラッドベリ無くして、私はSF好きになることは無かっただろう。
長い道のりの始まりに立っていたのがブラッドベリだった、
そして、今もまだ、彼は私の書棚の傍らに立ち続けている。
まさに、その作品で「永遠に生きる人」として。







『ブラッドベリ年代記』、途中で止まったままで、まだ読み終えてない。
続き読むかな。




黒いカーニバル (ハヤカワ文庫 NV 120)

黒いカーニバル (ハヤカワ文庫 NV 120)

  • 作者: レイ・ブラッドベリ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1976/07
  • メディア: 文庫



太陽の黄金の林檎 (ハヤカワ文庫NV)

太陽の黄金の林檎 (ハヤカワ文庫NV)

  • 作者: レイ ブラッドベリ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 文庫



刺青の男 (ハヤカワ文庫 NV 111)

刺青の男 (ハヤカワ文庫 NV 111)

  • 作者: レイ・ブラッドベリ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1976/02
  • メディア: 文庫



たんぽぽのお酒 (ベスト版文学のおくりもの)

たんぽぽのお酒 (ベスト版文学のおくりもの)

  • 作者: レイ ブラッドベリ
  • 出版社/メーカー: 晶文社
  • 発売日: 1997/08/01
  • メディア: 単行本



火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)

火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: レイ ブラッドベリ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2010/07/10
  • メディア: 新書



華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)

華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: レイ ブラッドベリ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: 文庫



さよなら僕の夏

さよなら僕の夏

  • 作者: レイ・ブラッドベリ
  • 出版社/メーカー: 晶文社
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 単行本



永遠の夢

永遠の夢

  • 作者: レイ・ブラッドベリ
  • 出版社/メーカー: 晶文社
  • 発売日: 2010/05/10
  • メディア: 単行本



ブラッドベリ年代記

ブラッドベリ年代記

  • 作者: サム・ウェラー
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2011/03/16
  • メディア: 単行本



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『リヴァイアサン クジラと蒸気機関』 スコット・ウェスターフェルド [SF]

もーーーーーいつになったら勝てるのかと・・・いや、これは別の話だった。


リヴァイアサン クジラと蒸気機関 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

リヴァイアサン クジラと蒸気機関 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

  • 作者: スコット・ウエスターフェルド
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2011/12/07
  • メディア: 新書


あのですね、昨年末、「ハヤカワSFシリーズ」が「新☆ハヤカワSFシリーズ」として復活したんですよ。
「ハヤカワミステリ」と同じ透明カバー付きの新書サイズ。小口の茶色は手塗りなんですってよ、奥さん。
その記念すべき第1回配本が、この『リヴァイアサン クジラと蒸気機関』なんでございますよ。
とにかく、イラストが多い。
そして、内容はジュブナイル物といってもいいぐらいのわかりやすさ!
昔、若いころはもっと小難しい奴が好きだったが、正直この年齢になると結構こういうのの方が楽に読めて嬉しかったりするんだ、これが。
というわけでサクサク楽しく読了。
内容的にはスチームパンクSF。
20世紀初頭、世界は生物工学を発達させたダーウィニスト(イギリス、ロシア、フランス、セルビア)と機械工学を発達させたクランカー(ドイツ、オーストリア=ハンガリー)の2大勢力に別れ、一触即発の危うい均衡を保っていた。しかし、オーストリア=ハンガリーの大公夫妻が暗殺され、各国は一気に世界大戦へと傾いていく・・・。
物語は、大公夫妻の一人息子アレックと、女性であることを隠して志願したイギリスの飛行兵デリン(ディラン)との間で展開される。その舞台となるのがイギリスの巨大飛行獣リヴァイアサンの船内(体内?)。
バイオ工学の結晶といっていいリヴァイアサンの細部の描写はなかなか面白い。まー臭いのことなど考えると現実にそれに乗り組みたいとは思わんが。
まだまだ続く感じで終わるのは3部作だから。海外ドラマの「次シーズンへ続く・・・」的に、解決しない問題を残したまま終わるのはちょっとすっきりしないが、そのせいで2作目、3作目を読もうと思うわけで、作者の思うツボだわな。

イラストがレトロな感じで、山川惣治の絵物語を思い出した。『少年タイガー』とか。
若いもんにはわからんめぇ(笑)。古きよき昭和の戦後のかほり。

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エンダーのゲーム映画化? [SF]

オーソン・スコット・カードの『エンダーのゲーム』が映画化されるそうで。
今のところ、わかってるのは配役はハリソン・フォードが大佐役らしいってことと、子役に何人か有名どころが起用されてるってことぐらい。
エヴァとかスカイ・クロラとかにも確実に影響与えてる超名作だけに、出来が酷かったらどうしよう、とか(ハリウッド版ドラゴンボールとかね)、はたまた、ヒットしたら3部作全部映画化したりすんのか、とか、ビーンが主人公のシャドウシリーズも映画化すんのか、とか、いろいろと興味は尽きないわけだが、とにかく完成した映画を観てみないことにはなんとも言えないね。
とりあえず、かなーり演技力が要求されそうなエンダーの兄ちゃん(ピーター)と姉ちゃん(バレンタイン)の配役が気になる。


エンダーのゲーム (ハヤカワ文庫 SF (746))

エンダーのゲーム (ハヤカワ文庫 SF (746))

  • 作者: オースン・スコット・カード
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1987/11
  • メディア: 文庫



追記:気になってちょっと調べたら、姉ちゃん役はアビゲイル・ブレスリンだってさ。『リトル・ミス・サンシャイン』に出てたときなんて、まだまだ幼児体型だったのにいつの間にそんな成長したんだーーー?!
エンダーは『ヒューゴの不思議な発明』のエイサ・バターフィールド、他に『トゥルー・グリット』のヘイリー・スタインフェルドがぺトラ役だそうな。
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SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー [SF]

そろそろここいらでSFのエントリをば・・・

とりあえず「こんなの読んだ」の紹介だけで、書評は無しの方向で。
なぜならかなり前に読んだので、すっかり感想やら忘れちゃってるから。
ホントすいませんすいませんすいません。


ワイオミング生まれの宇宙飛行士 宇宙開発SF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)

ワイオミング生まれの宇宙飛行士 宇宙開発SF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)

  • 作者: アーサー・C・クラーク
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2010/07/30
  • メディア: 文庫



ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)

ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)

  • 作者: テッド・チャン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2010/09/22
  • メディア: 文庫



スティーヴ・フィーヴァー ポストヒューマンSF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)

スティーヴ・フィーヴァー ポストヒューマンSF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)

  • 作者: グレッグ・イーガン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2010/11/25
  • メディア: 文庫


以上、全3巻なんでありますよ。

それぞれテーマを決めて編んだアンソロジーで、上から「宇宙開発SF」「時間SF」「ポストヒューマンSF」となっております。編者も1巻ごとに違うので、それぞれの味が出て面白かった。


最近、どんどん目が悪くなっていて(年のせい)、それにつれて読書量が大幅ダウン。
10月から読んでる『ブラッドベリ年代記』なんて、取っ掛かりから先に全然進まないんで、どーしたものかと。
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エイリアン・エッグ [SF]

11月17日に発売予定の
「エイリアン・アンソロジー・ブルーレイ・コレクターズBOX(エイリアン・エッグ付)」
に付いてくるエイリアン・エッグのフィギュアが、死ぬほど気持ち悪い!!!


エイリアン・アンソロジー:ブルーレイ・コレクターズBOX(エイリアン・エッグ付) [Blu-ray]

エイリアン・アンソロジー:ブルーレイ・コレクターズBOX(エイリアン・エッグ付) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray


拡大版↓
51bKDV1doeL__SS400_.jpg
形状だけでもグロいのに、これ点灯するんですぜ(電池使用)。
でもって、台座部分にブルーレイ収納できるんだと。
ここまで気色悪いと、かえって欲しくなってきた(笑)。
でも、ブルーレイは別に要らないので、フィギュアだけ欲しいので、単独で売ってくんないかなー(冗談です)。
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久々SF [SF]

たまりにたまっているSF本の感想など・・・

大量なので一言ずつ。


失われた探険家 (奇想コレクション)

失われた探険家 (奇想コレクション)

  • 作者: パトリック マグラア
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2007/05
  • メディア: 単行本


作者はかなり偏屈な人という印象。皮肉の効いた作品が多い。




エイリアン・テイスト (ハヤカワ文庫SF)

エイリアン・テイスト (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: ウェン・スペンサー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2008/10/08
  • メディア: 文庫


えーーーー、かなり前に読んだので・・・まぁ、面白かったデス。




マジック・キングダムで落ちぶれて (ハヤカワ文庫SF)

マジック・キングダムで落ちぶれて (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: コリィ・ドクトロウ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2005/08/09
  • メディア: 文庫


ネット世界での「人気」が現実世界での地位に影響するってのは興味深い、と思ったが、よく考えてみたらもう既にそうなりつつあるのかも、と思ったり。




オペレーション・アーク 1 セーフホールド戦史 (ハヤカワ文庫 SF) (ハヤカワ文庫SF)

オペレーション・アーク 1 セーフホールド戦史 (ハヤカワ文庫 SF) (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: デイヴィッド・ウェーバー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2009/11/30
  • メディア: 文庫


3部作一気読み。時々こういうファンタジー歴史物要素の入ったのを読むと和む(内容はセーフホールド戦史というだけあって戦記物だが)。




オペレーション・アーク〈2〉―セーフホールド戦史 (ハヤカワ文庫SF)

オペレーション・アーク〈2〉―セーフホールド戦史 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: デイヴィッド ウェーバー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2009/12/18
  • メディア: 新書



オペレーション・アーク〈3〉―セーフホールド戦史 (ハヤカワ文庫SF)

オペレーション・アーク〈3〉―セーフホールド戦史 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: デイヴィッド ウェーバー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2010/02/28
  • メディア: 新書






悪魔の薔薇 (奇想コレクション)

悪魔の薔薇 (奇想コレクション)

  • 作者: タニス リー
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2007/09
  • メディア: 単行本


お耽美炸裂ざんす~。




艦長の子 (ハワカヤ文庫SF)

艦長の子 (ハワカヤ文庫SF)

  • 作者: カリン・ロワチー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2009/07/05
  • メディア: 文庫


「戦いの子」に続く3部作の「その2」。正直、「不幸な生い立ちの美少年」の度合いが回を重ねるごとに強まって、ここがギリ。そのせいで次の「海賊の子」は途中で挫折した。

海賊の子 (ハヤカワ文庫SF)

海賊の子 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: カリン ロワチー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2009/10/30
  • メディア: 新書






ベガーズ・イン・スペイン (ハヤカワ文庫SF)

ベガーズ・イン・スペイン (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: ナンシー クレス
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2009/03/31
  • メディア: 文庫


疲れてるときには短編集に限るね。休憩しながら読めるし。

で、今はこれを読んどります↓

アードマン連結体 (ハヤカワ文庫SF)

アードマン連結体 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: ナンシー・クレス
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2010/04/30
  • メディア: 文庫


女流らしさにあふれてて楽しい。

まだまだ部屋に未読の本が山になっているので、読書の秋に読みまくる予定・・・予定だ。
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浅倉久志逝去 [SF]

あー、すごくショックだ・・・
「翻訳家浅倉久志さん死去」
http://www.asahi.com/obituaries/update/0216/TKY201002160380.html

自分のSFは浅倉久志の翻訳から始まって、そしていつまでも今でも彼の訳した話の数々が大好きで、亡くなったと聞いて心にぽっかり大きな穴があいた気分。

『世界の中心で愛を叫んだけもの』のタイトルをパクられた時は、「浅倉久志、訴えろ」とか思った。

一番最初に読んだハヤカワSF文庫は『プレイヤー・ピアノ』カート・ヴォネガット・Jr.著 浅倉久志訳 だった。


プレイヤー・ピアノ (ハヤカワ文庫SF)

プレイヤー・ピアノ (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: ジュニア,カート ヴォネガット
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 文庫


これじゃなくて昔の装丁の奴だが。新井苑子表紙の。


一番最近読んだ浅倉久志の翻訳は『グラックの卵』になるのかな。


グラックの卵 (未来の文学)

グラックの卵 (未来の文学)

  • 作者: ハーヴェイ ジェイコブズ
  • 出版社/メーカー: 国書刊行会
  • 発売日: 2006/09
  • メディア: 単行本


あ~~~~さびしい・・・
なんだか浅倉久志に関しては、いつまでも現役バリバリでいつまでも元気なイメージだった。
そんなわきゃねーよなぁ。
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『時間のかかる彫刻』 シオドア・スタージョン [SF]


時間のかかる彫刻 (創元SF文庫)

時間のかかる彫刻 (創元SF文庫)

  • 作者: シオドア・スタージョン
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2004/12/11
  • メディア: 文庫


今は亡きサンリオSF文庫『スタージョンは健在なり』の改題短編集、らしいのだが、これサンリオ文庫時代に読んでるはずなのに、まっっったく記憶が無いのはどーゆーわけなんじゃろか?
で、サンリオ文庫版を確認しようと(買った記憶はあるので絶対にあるはず)家中捜索したのだが、あまりに整理整頓が悪く行方不明。捨てるわけ無いんだけどなぁ。
調べたら、訳者も同じ大村美根子氏で、短篇の順番構成もそのままなので、題だけが変わって内容はまったく同じようなのだが、何で忘れてるんじゃーーーー?!



で、その後、本格的に本棚を上から下までひっくり返して探した結果、やっと見つけ出した『スタージョンは健在なり』。1983年1月の発行で、定価540円。『時間のかかる彫刻』が800円+税=840円だから、27年で300円の値上がりざんす。ま、そんなこた、どーでもいいか。
あ、『時間・・・』は大森望の解説がプラスされてるから、それも考慮に入れないといかんか。



まーね、忘れてたおかげで、2度目も楽しく読めたので良かったデス。
ボケにも良いところはあるってことで。

しょっぱなの『ここに、そしてイーゼルに』が中篇と言えるぐらい長いので、そこでちょっとくじけそうになったが、その山を越えればさくさくと読了。
スタージョンは理想家で、そして反骨の人だったんだなぁ、と思わせる話の数々だ。
米ソ冷戦下の状況で、世界平和を願う気持ちをもった人々がちゃんといたことを忘れちゃーいけません。
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