SSブログ

『時間のかかる彫刻』 シオドア・スタージョン [SF]


時間のかかる彫刻 (創元SF文庫)

時間のかかる彫刻 (創元SF文庫)

  • 作者: シオドア・スタージョン
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2004/12/11
  • メディア: 文庫


今は亡きサンリオSF文庫『スタージョンは健在なり』の改題短編集、らしいのだが、これサンリオ文庫時代に読んでるはずなのに、まっっったく記憶が無いのはどーゆーわけなんじゃろか?
で、サンリオ文庫版を確認しようと(買った記憶はあるので絶対にあるはず)家中捜索したのだが、あまりに整理整頓が悪く行方不明。捨てるわけ無いんだけどなぁ。
調べたら、訳者も同じ大村美根子氏で、短篇の順番構成もそのままなので、題だけが変わって内容はまったく同じようなのだが、何で忘れてるんじゃーーーー?!



で、その後、本格的に本棚を上から下までひっくり返して探した結果、やっと見つけ出した『スタージョンは健在なり』。1983年1月の発行で、定価540円。『時間のかかる彫刻』が800円+税=840円だから、27年で300円の値上がりざんす。ま、そんなこた、どーでもいいか。
あ、『時間・・・』は大森望の解説がプラスされてるから、それも考慮に入れないといかんか。



まーね、忘れてたおかげで、2度目も楽しく読めたので良かったデス。
ボケにも良いところはあるってことで。

しょっぱなの『ここに、そしてイーゼルに』が中篇と言えるぐらい長いので、そこでちょっとくじけそうになったが、その山を越えればさくさくと読了。
スタージョンは理想家で、そして反骨の人だったんだなぁ、と思わせる話の数々だ。
米ソ冷戦下の状況で、世界平和を願う気持ちをもった人々がちゃんといたことを忘れちゃーいけません。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。