『風の十二方位』アーシュラ・K・ル=グィン [SF]
まさか『MOZU』でオメラスの話を聞くとは思わんかった。
平和で幸福で豊かな町オメラス、しかし、その繁栄は虐げられた一人の子供の存在の上に成り立つものであった・・・というね、そういう話ですよ。
町の人はみんなその子の存在を知っていて、しかしながら自分らの幸せを守るためそのことを無視して暮らしているという、ヒジョーに清々しくない、でもそういうことってありがちかもな状況。
この話は、タイトルのル=グィンの短編集に収められている『オメラスから歩み去る人々』という有名な短編である。(ヒューゴー賞受賞)
最近はマイケル・サンデルが『これから正義の話をしよう』の中で取り上げてるらしい(スイマセン、未読です)。
短い話であるが、いろいろいろいろ考えさせられる話だ。
この短編集の中でも一番衝撃が大きかったかなぁ、もうあまりにも昔で忘れたが。
ル=グィンは読後感が鬱々とするものが多いのだが、この話は珍しくラストに希望が見える(でも読んでる最中は重たい)。
懐かしくなって久しぶりに文庫本を引っ張り出してみた。
昭和55年7月31日発行の一応初版、表紙イラスト戸田勇介。
『オメラス・・・』の翻訳は浅倉久志(好きだ)。
今発売されてるのはこっちか↓
まー、ぜひ読んでみてください。『オメラス・・・』短いし、立ち読みでもいけるかもしれない。
平和で幸福で豊かな町オメラス、しかし、その繁栄は虐げられた一人の子供の存在の上に成り立つものであった・・・というね、そういう話ですよ。
町の人はみんなその子の存在を知っていて、しかしながら自分らの幸せを守るためそのことを無視して暮らしているという、ヒジョーに清々しくない、でもそういうことってありがちかもな状況。
この話は、タイトルのル=グィンの短編集に収められている『オメラスから歩み去る人々』という有名な短編である。(ヒューゴー賞受賞)
最近はマイケル・サンデルが『これから正義の話をしよう』の中で取り上げてるらしい(スイマセン、未読です)。
短い話であるが、いろいろいろいろ考えさせられる話だ。
この短編集の中でも一番衝撃が大きかったかなぁ、もうあまりにも昔で忘れたが。
ル=グィンは読後感が鬱々とするものが多いのだが、この話は珍しくラストに希望が見える(でも読んでる最中は重たい)。
懐かしくなって久しぶりに文庫本を引っ張り出してみた。
昭和55年7月31日発行の一応初版、表紙イラスト戸田勇介。
『オメラス・・・』の翻訳は浅倉久志(好きだ)。
今発売されてるのはこっちか↓
まー、ぜひ読んでみてください。『オメラス・・・』短いし、立ち読みでもいけるかもしれない。
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